【今が旬!】高配当!バリュー株に今投資すべき理由を徹底解説

 

「いまこそ投資するべきだ!」と言われている、バリュー株を知っていますか?

2021年に入り、投資家の間でバリュー株の人気が急上昇しています。
この記事ではバリュー株に投資するメリットやデメリット、今投資をするべき理由を解説します。
後半では、2021年4月時点でのオススメ銘柄もご紹介していますので参考にしてください。

バリュー株とは

バリュー株とは割安株のことで、本来の価値よりも割安な価格水準で放置されてる株のことをいいます。
売上や成長への期待の薄さや知名度の低さが理由で、企業価値と比較して株価が割安なのが特徴です。
企業の経営状態が良好なのに、割安な状態で放置されていることは、市場の評価や知名度が企業価値に対して遅れているということです。

したがって、本来の業績が明らかになれば株価が上昇し、十分な利益を期待することができます。

バリュー株に投資するメリット

バリュー株に投資するメリットは、2つあります。

低リスクで運用できる

バリュー株は、低リスクで運用することができます。
もともと割安なバリュー株は、価格がそれ以上下落する可能性が低いからです。
また市場からの注目度が薄く資金流入が少ないため、株価が動きにくいという特徴があります。

さらにバリュー株は中長期的に株価の成長を期待するものなので、毎日株価をチェックして取引を行う必要がありません。
働きながら投資をしている人や、初心者の人でも始めやすいといえます。

株主優待や配当金を受けやすい

バリュー株は安定的に配当や株主優待を出している企業が多いので、配当利回りが高い傾向にあります。
配当を受け取りながら保有できるのも、バリュー株へ投資する大きなメリットのひとつです。

 

 

バリュー株に投資するデメリット

バリュー株へ投資するデメリットは、2つあります。

リターンが期待できない

バリュー株は値動きが安定しているので、大きなリターンは期待できません。
割安な点からも分かるように、市場からの期待も薄く株価が急激に上昇することが少ないからです。
また割安だからといって、必ずしも株価が見直されるわけではありません。
割安のままずっと放置されることも、しばしばあります。

バリュー株への投資を成功させるには、今後注目されそうな業種や銘柄を絞ることが非常に大切です。

割安なのか判断が難しい

いざ投資をしたいと思っても、本当にバリュー株なのか判断することが難しいというデメリットがあります。
割安なのではなく、財務状況が悪かったり業績悪化が懸念されていたりすることで、単純に株価が下がっているだけの可能性があるからです。
将来的な株価上昇を見込めず、ただ安いだけの銘柄を買ってしまってはリスクが高すぎます。

バリュー株へ投資するときは、その銘柄に不安材料がないか見極めることが重要です。

 

 

今バリュー株投資をするべき理由

2021年に入り今こそバリュー株へ投資するべきだといわれていますが、その理由は2つあります。

【今こそバリュー株へ投資するべき理由】
・世界の景気が戻ってきているタイミングだから
・金利が上昇しているから

昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界中の株価が大暴落していました。
しかし2021年に入り少しずつ景気が回復しつつあります。

その中でもGDPトップのアメリカと2位の中国が、感染防止やワクチン接種によって世界の中でも早い回復をみせています。
その流れをみれば、日本の景気回復も期待でき、株価は上昇してくるのではないでしょうか。

もうひとつの理由は、世界の金利が上昇していることにあります。
金利が上がると株価は下がり、金利が下がると株価は上昇します。
そのため金利が上昇しているうちにバリュー株を安価で購入し、金利が下がってきたタイミングで売却すれば、利益を得ることができます。

この2つの理由から、いまこそバリュー株へ投資するべきだといえます。

 

 

バリュー株の選び方

バリュー株への投資をしてみたい!と思った方は、まず自分が投資する銘柄を決定しなければなりません。
バリュー投資に適した銘柄を選ぶためには、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。

ここでは銘柄の選び方をご紹介します。

指標を参考にする

銘柄を選ぶためには、いくつかの指標を参考にしましょう。
ここでは、以下の6つの指数について解説します。

【バリュー株を選ぶための指標】

PER(株価収益率)
PBR(株価純資産倍率)
ROE(自己資本利益率)
自己資本比率
配当利回り
PEGレシオ

PER(株価収益率)

PERとは株価が1株あたりの純利益の何倍になっているかをみる指標です。
時価総額÷純利益で求めることができます。
PERが低い銘柄は割安、高い銘柄は割高だといえます。

PBR(株価純資産倍率)

PBRとは、株価が一株当たりの純資産の何倍になっているのかを表す指標です。
株価÷1株あたりの純資産で求めることができます。
数値が大きければ割高、小さければ割安だといえます。
割安と言えるのは、1〜1.5倍あたりの数値です。

ROE(自己資本利益率)

ROEとは、出資したお金(自己資産)を使ってどれだけの利益が出たのかをみる指標です。
自己資産がどの程度効率よく使われているか、判断することができます。

自己資本比率

自己資本比率とは、会社の全資産のうち自己資本がそのくらい占めているかを表す指標です。
自己資本比率が高いほど安定した経営ができるため、長期投資において重要な会社の安定性をみることができます。
一般的に、70%以上が優良企業だといわれています。

配当利回り

配当利回りとは、投資額(株価)に対する配当金の割合のことです。
配当金額が同じなら、購入株価が高いと配当利回りは下がります。
また購入株価が同じなら、配当金額が大きいと配当利回りは上がります。

PEGレシオ

PEGレシオとは、企業の中期的な利益成長率を加味して株価の水準を測る指標のことです。
PER÷1株当たりの予想利益成長率で求めることができます。
1倍以下ならその企業の株価は割安で、バリュー株だと判断できます。

スクリーニングを行う

これまで解説したさまざまな指標をもとに、スクリーニングを行います。
スクリーニングとは膨大な銘柄の中から、自分の求める条件に合う銘柄を絞り込むことです。
証券会社が提供している、銘柄検索機能を使うとよいでしょう。

バリュー株投資でのオススメ銘柄8選!

それでは最後に、2021年4月時点でのバリュー株オススメ銘柄を8つご紹介します。
今回はSBI証券のスクリーニング機能を使い、以下のような条件で絞りました。

【オススメ銘柄の指標】
PER :15以下(倍)
PBR :1未満(倍)
ROE:5以上(%)
自己資本比率:50以上(%)
配当利回り:4以上(%)
PEG : 1以下(%)

ダイキョーニシカワ  東証一部

ダイキョーニシカワは、自動車向けプラスチック部品を製造・販売する企業です。マツダ向けの製品が約7割を占めています。

PER:10.83
PBR :0.69
ROE :6.50
自己資本比率:51.26
配当利回り: 4.00
PEG : -0.46

SUBARU  東証一部

SUBARUは、北米主体に水平対向エンジン4駆車を販売している企業です。安全技術に強みがあり、その技術を活かして航空機も手掛けています。

PER:10.57
PBR :0.94
ROE :9.00
自己資本比率: 52.00
配当利回り: 4.75
PEG : -0.43

前田道路 東証一部

前田道路は、前田建設系の道路舗装事業を行う大手企業です。小型工事に強く収益の柱となっています。

PER:9.8
PBR :0.88
ROE :9.10
自己資本比率:77.74
配当利回り:34.32
PEG : -0.74

椿本チエイン 東証一部

椿本チエインは、自動車・産業用チェーンで世界首位を誇る企業です。搬送や保管システム装置の販売も行っています。

PER:9.63
PBR :0.63
ROE :6.70
自己資本比率:59.29
配当利回り:4.04
PEG : -0.40

ゴールドクレスト 東証一部

ゴールドクレストは、首都圏基盤のマンション開発を行う企業です。ワーマンションなど展開しています。

PER:7.81
PBR :0.48
ROE :6.3
自己資本比率:64.84
配当利回り:5.06
PEG : -0.31

日本国土開発 東証一部

日本国土開発は、土木工事に強みを持つ中堅ゼネコンです。建機・重機を自社保有しており、復興事業に力を注いでいます。
PER:6.76
PBR :0.79
ROE :12.21
自己資本比率:50.77
配当利回り:4.53
PEG : -0.56

ハークスレイ 東証一部

ハークスレイは持ち帰り弁当の「ほっかほっか亭」やベーカリー展開する企業です。最近では、弁当宅配を強化しています。
PER:6.74
PBR :0.41
ROE :6.20
自己資本比率:59.58
配当利回り:6.20
PEG : -0.27

国際計測器 ジャスダック

国際計測機は、バランス測定装置を扱う大手企業です。自動車タイヤ向けをメインとして海外へも事業を拡げています。
PER:6.68
PBR :0.93
ROE :14.40
自己資本比率: 60.34
配当利回り:4.81
PEG : -0.28

共英製鋼  東証一部

共英製鋼は日本製鉄系の電炉を扱う大手企業です。鉄筋用棒鋼のシェア率はトップで、海外事業やリサイクル事業も手掛けています。

PER:6.16
PBR :0.47
ROE :7.80
自己資本比率:55.22
配当利回り:4.61
PEG : -0.32

レイズネクスト 東証一部

レイズネクストはENEOSなどの石油精製プラント補修を行う企業です。

PER:5.01
PBR :0.95
ROE :21.50
自己資本比率:67.25
配当利回り: 4.51
PEG : -0.20

まとめ

バリュー株への投資は、コロナが徐々に収束し景気が戻ってきている2021年だからこそ行うべきだといえます。
指標を元に、利益の期待できるバリュー株への投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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