もくじ
バイナリーオプションとは
バイナリーオプションとは、二者択一で行うオプション取引のことです。
ある時点での為替相場の予測し、当たれば利益となり外れたら損失になります。
バイナリーオプションで得られる利益は、ペイアウトが大きく影響しています。
ペイアウトとは条件が満たされた場合にだけ、購入時に定めた金額が払い戻されることです。
また購入金額に対する払い戻し金額の割合をペイアウト倍率といい、この数値によって利益の程度が変動します。
バイナリーオプションのメリット
バイナリーオプションのメリットは、主に4つあります。
【バイナリーオプションのメリット】
・ルールが分かりやすい
・少額から挑戦できる
・損失が限定される
・短期間で大きな利益を得ることもできる
ひとつずつ解説します。
ルールが分かりやすい
バイナリーオプションは「価格が上がるか下がるか」を当てるだけと、ルールがかなり分かりやすいです。
初心者で取引の知識がない状態でも、始めやすい投資のひとつです。
またデモトレードを使って練習してから、実際の資金を使って挑戦することもできます。
少額から挑戦できる
バイナリーオプションは、最低1000円からと少額から挑戦することができます。
株式投資などのように資金を何万円も準備する必要がないので、初心者にとってもハードルの低い投資として人気が高いです。
損失が限定されている
バイナリーオプションは「当たりか外れか」という単純なルールなので、損失も「負けた場合に賭けた額だけ」とシンプルです。
賭ける金額だけ管理ができていれば、いきなり大きな損失が出ることもないのでリスクを抑えられる投資だといえます。
短期間で大きな利益が出ることもある
バイナリーオプションは、資金の賭け方次第では大きな利益を上げることも可能です。
プロのトレーダーにもなると、戦略を立てて行うことでかなり高い勝率を叩き出しているようです。
バイナリーオプションのデメリット
バイナリーオプションのデメリットは、主に以下の3つが挙げられます。
【バイナリーオプションのデメリット】
・徹底した資金管理が必要
・予測が難しい
・悪徳業者がいる
ひとつずつ解説します。
徹底した資金管理が必要
バイナリーオプションはシンプルな仕組みなので、次々に投資してしまうことがデメリットとなります。
投じる額が大きくなると、損失額もどんどん大きくなってしまうからです。
したがってバイナリーオプションを続けていくには、資金管理を徹底して行う必要があります。
予測が難しい
バイナリーオプションはその仕組みは単純なものの、予想を当てるのは難しいといわれています。
バイナリーオプションは短期取引が基本となるので、急な為替変動によって結果が変わることもざらにあるからです。
プロのトレーダーでもギャンブルに近い取引になってしまうこともあります。
ある程度は経験や知識で予想できますが、100%勝ち続けるというのはかなり厳しいようです。
悪徳業者がいる
バイナリーオプションの取引業者には、詐欺を目的とした悪徳業者も存在します。
特に海外業者に多く、資金を持ち逃げされたり出金できなくなったりとさまざまなトラブルに巻き込まれる事例が多発しています。
また無許可で運営している場合も多いようなので、取引を行う前に必ず許可が出ている業者であるか確認を行いましょう。
初心者のうちは特に国内業者を利用することをおすすめします。
国内業者は金融庁の認可を受けているため、安全性が保証されているからです。
この件に関しては、国民生活センターからも注意喚起が出ていますので確認してみてくださいね。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140904_1.html
バイナリーオプションとFXの違い
次にバイナリーオプションとFXの違いについて解説します。
これはどちらも「価格が上がるか、下がるか」を予想する取引なので、確かに似ています。
ここではまず、2つの異なる点を表にしてまとめました。
バイナリーオプション | FX | |
仕組み | シンプル | 複雑 |
損失額 | 投資額 | 投資額以上 |
利益幅 | ペイアウト倍率による | レバレッジ・為替変動による |
取引時間 | 平日24時間/判定時刻有り | 平日24時間/判定時刻無し |
手数料・コスト | ペイアウト倍率による | スプレッドによる |
仕組み
バイナリーオプションの仕組みは2択を選ぶだけとシンプルですが、FXはエントリーのパターンが多く少し複雑です。
FXの方が、取引自体に慣れるまでに時間がかかるようです。
損失額
バイナリーオプションの損失額は投資額のみであるのに対し、FXの損失額はレバレッジによって変わります。
FXは、レバレッジを利用して自己資金の何倍もの取引ができるからです。
大きい利益を期待できる分損失額も大きくなり、レバレッジの大きさによっては自己資金以上の損失となる可能性もあります。
一方で、バイナリーオプションにはレバッレッジのような仕組みはありません。
当たったらペイアウト倍率によって決まった額がもらえ、外れたら投資金額が没収されるだけです。
バイナリーオプションの損失額が、投資金額以上となることはありません。
利益幅
バイナリーオプションの利益幅は、為替変動には左右されずペイアウト倍率のみが関係します。
一方でFXの利益幅は為替変動、レバレッジの両方に影響されます。
したがって、多少のリスクを背負っても一攫千金を狙いたいという方はFXの方が向いているといえます。
取引時間
FXもバイナリーオプションも取引時間はほぼ同じで、以下の通りです。
・日本時間で月曜午前7時から土曜午前7時まで
(米国サマータイム:月曜午前6時から土曜午前6時)
バイナリーオプションには、これに加えて判定時間を選択する必要があります。
エントリーする時点で、どのくらい後の結果を予想をしたいか決めるものです。
取引判定時間は業者によって異なりますが、ハイローオーストラリアの判定時間は以下から選ぶことができます。
【ハイローオーストラリアの判定時間】
・30秒
・1分
・3分
・5分
・15分
・30分
・1時間
・1日
エントリー時間と判定時間の期間が短いほど予想は当たりやすいので、ペイアウト倍率は低めに設定されています。
またバイナリーオプションにはこのような時間の制約があることから、FXより予想をつけにくいと言われています。
手数料・コスト
バイナリーオプションのコストは、ペイアウト倍率によって異なります。
本来予想が当たると投資金額の2倍が帰ってくるはずなのに、ペイアウト倍率は1.7〜1.9倍に設定されていますよね。
この差額が、業者への取引コストとして引かれているのです。
ペイアウト倍率が2倍に設定されている場合は、別途手数料がかかるようになっています。
一方でFXでは、購入価格と売却価格の差がスプレッドと呼ばれる取引コストとなります。
どちらも手数料が発生することに、変わりはありません。
まとめ
今回はバイナリーオプションとFXの違いについて解説しました。
バイナリーオプションはFXに比べて、シンプルな取引ですが予想を当て続けるのは難しいといえます。
どちらが儲けやすいということはないので、自分が挑戦したい方を選んでみてください。