バイナリーオプションにかかせないファンダメンタルズ分析を知っていますか？
ファンダメンタルズ分析によって根拠のあるエントリーができるようになれば、バイナリーオプションでの勝率を上げることも可能です。
今回の記事では、ファンダメンタルズ分析の概要を解説します。
どのような情報をどこで確認すればいいのかなど、初心者でもすぐ始められるように分かりやすくまとめましたのでぜひ参考にしてください。
もくじ
ファンダメンタルズ分析とは
ファンダメンタルズ分析とは景気や社会情勢に着目することで、相場の動きを予想をすることです。
日本語では「経済の基礎的条件」という意味を持ち、為替変動の原因となるような出来事や指標を幅広くチェックして分析します。
ファンダメンタルズ分析をするメリット
バイナリーオプションにおいて、ファンダメンタルズ分析をするメリットは2つです。
【ファンダメンタルズ分析のメリット】
・根拠のあるエントリーができる
・テクニカル分析よりも分かりやすい
根拠のあるエントリーができる
ファンダメンタルズ分析は、強い根拠を持ってエントリーがしやすくなるというメリットがあります。
注目されるようなイベントや発表は、大きなトレンドが起きやすい傾向にあるからです。
またテクニカル分析だけでは捉えられない為替変動を察知できたり、反対方向にエントリーしてしまうリスクを回避できたりするので、勝率を上げるためには欠かせない分析だといえます。
テクニカル分析よりも分かりやすい
ファンダメンタルズ分析は、テクニカル分析より分かりやすく使いやすい指標です。
テクニカル分析は、やり方も人それぞれで実際に使いながら少しずつ出来るようになっていくものです。
分析の仕方や設定などもややこしくて、初心者ではなかなかマスターできません。
その点ファンダメンタルズ分析は、「今から景気が良くなりそうだ」や「災害が起きたから景気が下がりそうだな」などわりとシンプルです。
経済の知識がある程度あれば、初心者でも使いやすい指標だといえます。
ファンダメンタルズ分析に必要なのは為替変動の要因
ファンダメンタルズ分析に必要な情報とは、為替変動の要因となる出来事や指標です。
為替が変動する要因はさまざまですが、主に3種類に分けられます。
【為替変動の要因】
・経済的要因
・政治的要因
・災害や疫病
経済的要因
経済的要因は、相場の変動や通貨の需要に大きく関わる要素です。
具体的には、
・景気
・物価変動
・貿易収支
などが挙げられます。
政治的要因
政治的要因によっても、為替変動は活発になります。
具体的には、
・各国の政権交代
・大統領選挙
・制度改正
などが挙げられます。
また政治的な原因から起きるテロや戦争も相場が動く要因となり、安定通貨の獲得や金な ど安定資産の購入に動く傾向にあります。
災害や疫病
各国の災害や疫病の拡大によっても、相場は変動します。
具体的には、
・自然災害
・異常気象
・インフルエンザの流行
・新型コロナウイルスの流行
などです。
ファンダメンタルズ分析に必要な情報
前項目では、為替変動の要因を3種類に分けてまとめました。
では具体的には、どのような情報を抑えておくべきなのでしょうか？
ファンダメンタルズ分析で最低限抑えておきたい項目を3つに分けてまとめました。
【必要な情報】
・経済指標
・要人発言
・金融政策
経済指標
経済指標とは、政府や中央銀行が公開している経済への影響力を示す指標のことをいい ます。
発表される頻度や日時は決まってる場合が多いです。
その中でも、この3つは確認しておきましょう。
・雇用統計
・国内総生産
・消費者物価指数
また今回は、最も相場の変動に影響するといわれてる米国の指標について解説していきます。
雇用統計
雇用統計には就業者人口・失業率・給与水準などがあります。
米国では、毎月第1金曜日の午後10時半(サマータイムは午後9時半)に発表されま す。
国内総生産
国内総生産(GDP)は生産活動指標のことで、4半期に1度発表されます。
米国では、毎月第1金曜日の午後10時半(サマータイムは午後9時半)に発表されま す。
消費者物価指数
消費者物価指数とは、消費財やサービスの平均価格(インフレ率)を示しています。
大きく変動があると金融政策に繋がるので、確認しておきたい項目です。
米国では、毎月15日前後に発表されます。
要人発言
要人発言が通貨の売買に影響することも多いので、投資家は注目しておくべき項目です。
特に国の代表者や経済・金融関係の担当者の発言はチェックしておきましょう。
具体的には
・アメリカ大統領
・英国首相
・日銀総裁
・BOE総裁ECB総裁
・FRB総裁
・アメリカ財務長官
などです。
金融政策
金融政策とは中央銀行が実施している金融面からの経済政策で、金融緩和と金融引き締めの2つです。
金融緩和は景気が低迷した時に金利を引き下げる政策のことをいいます。
この時、通貨は売られる傾向にあります。
また金融引き締め景気が良い時に金利を上げる政策のことをいいます。
物価の上がりすぎを防ぐ効果があり、通貨は買われる傾向にあります。
金融政策が行われているか、行われる予定はあるかどうか常にチェックしておきましょう。
ファンダメンタルズ分析に使う情報の探し方
ファンダメンタルズ分析に使う情報は、さまざまな場所で確認できます。
特に、今の時代はインターネットの普及によりかなり多くの情報を手に入れることが可能です。
逆を返せば、信憑性のないデータも出回っていることになるので注意が必要です。
ここではユーザーが多く、信頼度の高い情報源をいくつか紹介します。
【ファンダメンタルズ分析の情報源】
・ニュースサイト
・FX会社ホームページ
・新聞
・Twitter
・経済情報番組
ニュースサイト
アメリカの大手情報サイトブルームバーグや、ロイターなどがおすすめです。
FX会社のホームページ
FX会社のホームページは情報量が豊富で分かりやすいため、利用しているトレーダーも多いです。
・ヒロセ通商
・為替オンライン
・為替どっとコム
・FXプライム byGMO
新聞
日本経済新聞や毎日新聞は、情報量が多くおすすめです。
Twitterは、いち早く情報を手に入れることができます。
ただし誤情報も紛れ込んでいますので、注意してくださいね。
・ザイFX！
・みんかぶFX
・楽天FX などをおすすめします。
経済情報番組
BSテレ東で放送されている経済情報番組を見るのもひとつの方法でしょう。
・Newsモーニングサテライト(月-金 5:45−7:05)
・ワールドビジネスサテライト(月-木 22:00〜 金23:00〜)
ファンダメンタルズ分析の注意点
最後に、ファンダメンタルズ分析を行う際の注意点を2つ解説します。
【ファンダメンタルズ分析の注意点】
・情報量が多すぎる
・時間差がある
情報量が多すぎる
上記で分かるように、ファンダメンタルズ分析に使える情報はかなり多いです。
特に経済指標は、世界中で毎日のように発表されています。
情報量が多すぎて、何を参考にしたら良いか分からなくなることも稀ではありません。
情報に困惑されないように、どんな情報をどの程度重視したいかあらかじめ決めておきましょう。
時間差がある
ファンダメンタルズ分析の1番の問題点は、時間差があることです。
情報の内容によっては、知ったころにはもう相場が動き出している可能性があります。
そう考えると、全ての情報を鵜呑みにするのではなく他の分析と合わせて慎重に判断することも重要です。
まとめ
今回はファンダメンタル分析の概要と使う情報について解説しました。
ファンダメンタル分析はバイナリーオプションの勝率を上げることに貢献してくれますが、全ての情報を鵜呑みにするのは危険です。
テクニカル分析などと組み合わせるなどして、少しでも確実なエントリーができるようにトライしてみましょう！