「エンベロープを使って、バイナリーオプションの勝率を上げたい!」
「エンベロープの使い方を知りたい!」
と思っている方は、多いのではないでしょうか?
今回はバイナリーオプションをする際の、エンベロープの使い方について初心者向けに解説します。
記事を参考にして、エンベロープの使い方をマスターしてください。
もくじ
エンベロープとは
エンベロープとは、移動平均線から上下に一定の幅で離れさせた線で構成されるインジケーター(指標)のことです。
価格が移動平均線からどの程度離れているかによって、相場の買われすぎや売られすぎを判断することができます。
さらに上の線や下の線に当たれば、為替の進行方向が反転する可能性が高いです。
したがって、逆張りでの取引の際に利用されることが多い指標のひとつです。
ボリンジャーバンドとの違いは?
エンベロープはボリンジャーバンドに似ており、どちらも逆張りでの取引に利用するイン ジケーターです。
2つの大きな違いは、バンドの表示方法にあります。
エンベロープは価格変動によるバンドの拡大や収縮がなく一定の幅で推移していきます が、ボリンジャーバンドは移動平均線を基準に価格変動に応じてバンドが広がったり、収 縮したりします。
エンベロープの基本的な見方・使い方
エンベロープは、上下の線に触れた時にトレンドが反転する可能性が高いです。
上限にローソク足が触れると買いから売りへの転換、下限にローソク足が触れると売りから買いへの転換のサインとなります。
したがって、
上限に触れた:LOWエントリー
下限に触れた:HIGHエントリー というように使いましょう。
またエンベロープは買われすぎや売られすぎを判断できるので、オシレーター系のインジケーターとしても有効です。
エンベロープの設定方法
エンベロープを設定するためのステップは4つです。
【エンベロープの設定方法】
・MT4の画面上部にある「インディケータリスト」をクリック
・インディケータリストの一覧にある「トレンド」にカーソルをあてる
・トレンドインジケーターリスト一覧の中にある「エンベロープ」をクリック
・パラメーターを設定し「OK」をクリック
パラメータは自分が思うように、自由に設定することができます。
また為替の状況などに応じて、随時変更しておくべきです。
「期間」や「偏差」は割と重要なパラメータであり、期間は「20~21」偏差は「0.30」が一般的と言われています。
この値を参考に、経験や知識を元に自分なりの設定を行ってください。
トレーダーによっては、取引をする通貨ペアごとに「偏差」を変更する場合もあるようです。
エンベロープを使ったおすすめの攻略法
エンベロープはオシレーター系と組み合わせることで、さらに精度の高い分析が可能です。
ここでは、エンベロープを使った攻略法を2つご紹介します。
【エンベロープを使ったおすすめの攻略法】
・エンベロープ+ストキャスティクス
・エンベロープ+RSI
それでは、ひとつずつ解説します。
エンベロープとストキャスティクス
エンベロープをストキャスティクスを組み合わせる手法は、初心者方にもおすすめです。
ストキャスティクスとの併用は、レンジ相場で利用すします。
数値は、以下のように設定しましょう。
【ストキャスティクスの設定】
・+%K期間:14
・+%D期間:3
・スローイング: 3
慣れてきたら、自分が良いと思う数値に微調整してもかまいません。
設定が完了したら、エントリーポイントを見つけます。
エントリーポイントの見つけ方は、以下の通りです。
【エントリーポイントの見つけ方】
・レンジ相場を見つける
・ローソク足がエンベロープの線に触れるのを確認
・ストキャスティクスのゴールデンクロス、デッドクロスを確認
・2つの状況を達成している時に、ポジションをとる
この状況を達成する機会はあまり多くありませんが、辛抱強く待つことが勝率を上げることに繋がります。
エンベロープ+RSIで逆張りする攻略法
エンベロープとRSIを組み合わせる手法もおすすめです。
数値は、以下のように設定しましょう。
【RSIの設定】
・エンベロープ:期間15、偏差0.05%
・移動平均線:期間20
・RSI:期間13、70%・30%
慣れてきたら、自分が良いと思う数値に微調整してもかまいません。
エンベロープ上下の線に触れた時に、RSIが70%あるいは30%になっているかを確認しましょう。
必ずどちらも条件を満たした時に、逆張りを行うようにしましょう。
こちらもストキャスティクスと同様に勝率が上がりますが頻繁に揃うものではないので、機会を逃さないようにじっくり観察しておく必要があります。
エンベロープを使う際の注意点
エンベローブを使ってバイナリーオプションの取引をする際に気をつけておくべき注意点があります。
【エンベロープを使う際の注意点】
・トレンド発生時は機能しない
・正しく使うには時間がかかる
トレンド発生時は機能しない
エンベロープは、トレンド発生時にはエントリーのサインが機能しません。
エンベロープは上下の線に反発を狙うものですが、強いトレンドが発生した場合は反転しなかったり移動平行線とのズレが生じたりする場合があります。
トレンド発生時においては有効的な使い方は難しいので、エントリーは避けた方が無難です。
正しく使うには時間がかかる
ここまで解説を行ってきましたが、最初からエンベロープを正確に使いこなすのは難しいです。
初心者はデモ口座を使って練習をしてみたり、サインインジケーターの利用を検討したりすることで勝率を上げる工夫が必要です。
サインインジケーターとはエンベロープにローソク足が触れた時にアラートを鳴らして、逆張りした時の結果を教えてくれます。
このように練習を繰り返しインジケーターを使いこなすことで、少しでも勝率を上げることは可能です。
まとめ
今回は、バイナリーオプションにおけるエンベロープの使い方について解説しました。
エンベロープを使うことで、勝率を格段に上げることができる場合があります。
ただし上手く使えるようになるまでには、少し時間がかかるようです。
練習や経験を積めばバイナリーオプションの勝率に大きく影響しますので、できる範囲で挑戦してみてください!