今が買い時!米国株の買い方

株式投資初心者の方で、「日本株と米国株って聞いたことはあるけど実際どう違うの?」という疑問を抱えている方はかなり多くいらっしゃいます。
実際にまだまだ米国株を扱えている個人投資家の方は、まだまだ少ないという現状があります。
しかし、世界最大の経済大国アメリカ!
この機会に知って、投資対象の視野を広げてみましょう。

今回は、米国株と日本株の違いや米国株を購入するための方法についてご紹介していきます。

 

 

アメリカ市場の特徴

米国株とは、アメリカ市場で取引されている銘柄のことを指します。
アメリカにある証券会社での取引も可能ですが、日本の証券会社を使って米国株を取引することができます。
では、日本株と米国株ではどのような違いがあるのでしょうか?

2つの株式の違いとアメリカ市場の特徴についてご紹介していきます。

扱っている銘柄が多く一流企業も多数ある

アメリカは世界最大の経済大国と言われています。
そのため、日本とは比べ物にならないほどの数の銘柄があり、世界のトップ企業の株を購入することができます。
世界的に見ても、現在トップクラスに位置する超一流企業がアメリカには多く存在するので、よりバラエティーに富んだ取引を行うことができるでしょう。

1株から購入できる

日本株の場合、100株から取引しなければならないなどの決まりがあり、少さな単位での売買はできませんが、米国株の場合は1株から取引を行うことができます。
そのため、日本株の場合は1000円の銘柄を買う場合、100株分の10万円が必要ですが、米国株の場合は手元にある資金で必要な分だけ株式を購入することができます。
自分の現状の資産を考えつつ、より効率のよい取引をしたい方には米国株が向いているでしょう。

ストップ安・ストップ高がない

米国株には、日本株のようなストップ安・ストップ高はありません。
ストップ安・ストップ高とは、急に株価が変動した際に市場に混乱が起きないように、前日の終値を上限として株価が下がることを指しています。
このようなルールがない代わりに、サーキットブレーカー制度という方法があります。
サーキットブレーカー制度とは、株価が5分間で10%以上下がったら5分間相場を停止するという仕組みです。
この体制のため、よりアメリカ市場はダイナミックに動くと考えられます。

株主に利益を還元する意識が高い

米国株は、日本株に比べて株主に利益を還元しようという意識が強いと言われています。
アメリカでは、株式会社は株主のものという発想が強くあります。
そのため、米国株ではROE(自己資金利益率)の指標が日本株と比べると倍以上高く、株主から投資された資金を使って、どれくらい効率よく利益を出すことができたか、という点を重視しています。
また、積極的に増配を行っている企業が多いので、その点は日本株よりもメリットが大きいということができるでしょう。

米国株の取引時間

米国株と日本株では取引時間が異なります。まずは時間の違いを比較してみたいと思います。

【日本】
・9時~11時半
・12時半~15時

【アメリカ市場】
・通常:9時半~16時
(日本時間:23時30分~翌6時)
(サマータイム時の日本時間:22時半~翌5時)
・時間外取引:8時~9時30分/16時~20時
(日本時間:22時~23時30分/翌6時~10時)
(サマータイム時の日本時間:21時~22時30分/翌5時~9時)

サマータイムとは、3月第2日曜日から11月の第1日曜日までの期間のことを指します。
日本とアメリカでは時差があるので、このような違いが生まれます。

つまり、米国株の取引は時間外取引を含めると、日本時間にして通常時22時~翌10時、サマータイムの時は21時~翌9時までの時間で取引を行うことができるのです。
日本の株式市場が開いている時間とは大きく異なるため、仕事が忙しいサラリーマンの方でも仕事終わりに取引ができるという大きな魅力があります。

 

米国株を購入する時の注意点

日本株にはない大きな魅力を持つ米国株ですが、注意しておくべき点もあります。
そこでここからは、米国株を購入する際に気を付けておきたいことについてご紹介していきます。

為替の変動も頭に入れておく必要がある

米国株の取引を行う場合、株価の変動だけではなく為替の変動も気を付けなければいけません。
例えば、1ドル=100円の時に10万円の株式を購入する場合には、必要な資金は1000ドルとなります。
しかし、1ドル=90円になった時にこの1000ドルを換金すると、9万円となってしまいます。

つまり、相場の影響により1万円減ってしまっているということです。
もちろん、1ドル110円になれば11万円となるので、相場の影響によってプラスになることもあります。
株価だけではなく為替相場も見ておかないと、思わぬ損失を出してしまうこともあるでしょう。

円貨決済と外貨決済から選ぶ必要がある

米国株で取引を行う場合、今持っている日本円をドルに交換する必要があります。
ドルに交換するタイミングによって「円貨決済」「外貨決済」という2つの決済方法があります。
どちらの方法にもメリット・デメリットがあるので、自分が行いたい方法で取引をしましょう。

円貨決済

円貨決済とは、銘柄を購入する際に証券会社から提示されたレートで通貨を両替して取引を行うという方法です。
事前に両替をする必要がないので手間は省けますが、その分手数料が高くなってしまうことがデメリットです。

外貨決済

外貨決済とは、自分で日本円をドルに両替してから取引を行うという方法です。
両替の手間はかかりますが、その分手数料を抑えることができます。
長期的に米国株の取引を行いたいと思っている方は、外貨決済を選べばその後手数料がかからずお得でしょう。

手数料は日本株よりも高い

取引にかかる手数料に関しては、日本株は約定代金の0.2%程度が相場となっていますが、米国株の場合は0.45%程度(上限は20ドル)となっています。
その点はデメリットと言えるかもしれません。
しかし、その分今後伸びるであろう優良株も多くあり、増配も多く行われているので、それらを差し引いた上で手数料が気にならないと感じる人も多くいます。

ストップ安がない

先ほどもご紹介したように、米国株にはストップ高・ストップ安がありません。
そのため、上限なく利益を出すこともできますが、逆に制限ない状態で株価が下がってしまうこともあります。
注意しておかないと大きな損失を出してしまう可能性があるでしょう。

サマータイムは市場の時間が変わるので注意

日本とアメリカでは時差があるので、サマータイムの時期には市場の開場時間が異なります。
時期によって開場時間が異なる点は注意しておく必要があるでしょう。

サマータイムの時期は3月の第2日曜日から11月の第1土曜日までとなっています。

まとめ

いかがでしたか?日本の株式市場とアメリカの株式市場では取引の仕様が全く異なります。
アメリカは世界的にみてもトップクラスの経済大国なので、その分取り扱っている銘柄の規模もかなり多く、利益率も高いです。
その上、取引ができる時間帯が日本時間でいうと夜なので、仕事をしている人でも挑戦しやすいという利点があります。

反面、米国株を購入する場合、株価だけではなく為替の動きも気にしないといけないので注意が必要です。
日本の証券会社を使って米国株を扱うこともできるので、ぜひ興味がある方は購入してみてくださいね。

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