FXの証券会社の種類や違いとは?初心者にオススメの口座6選も紹介!

「FXの取引を始めよう!」と思った際に、1番最初に初心者がぶつかる壁として、「証券会社選び」があります。

ネットで調べると証券会社は出てきますし、国内の会社も海外の会社もあるため、どちらの方がいいのか迷ってしまうという方も多いでしょう。

そこで今回は、FX初心者の方向けに国内と海外の証券会社の違いを解説した上で、初心者におすすめの口座をご紹介していきます。

もくじ

国内と海外の証券会社はサービスが全く異なる

FXの証券会社を選ぶ場合、まず最初に考えるべきなのが「国内の証券会社を選ぶか、海外の証券会社を選ぶか」という点です。

国内と海外の証券会社では、そのサービス内容が全く異なります。

国内の証券会社とは、日本の金融庁でライセンスを取得している業者のことを指します。

つまり、日本の金融庁から日本で営業する許可を得ている業者ということになります。

この営業許可を取得するためには、金融庁が定めるガイドラインを遵守した運営を行う必要があります。

一方で海外の証券会社とは、日本の金融庁からのライセンスは取得していません。

そのため、日本の金融庁が定める規制に制限されることのないサービスの提供が可能となっているのです。

このことから、国内と海外の証券会社ではサービス内容が大きく異なるのです。

国内と海外の証券会社では、どちらにもメリット・デメリットがあるので、その内容をしっかりと把握して自分に合う証券会社を選ぶようにしましょう。

 

国内と海外の証券会社の6つの違い

ではここからは、国内と海外の証券会社の違いについて具体的にご紹介していきます。

それぞれのメリット・デメリットを考えながら見てみてください。

 

レバレッジ編:ハイレバの海外の証券会社は資金効率がいい

FXには、レバレッジという仕組みがあります。

レバレッジとは日本語でいうと「てこの原理」のことを指します。

レバレッジが大きければ大きいほど、少ない資金でも大きな金額分の取引ができるようになるので、資金効率がよく利益を出しやすい環境になっていると言えます。

しかし、レバレッジが大きくするほど自分の予想と逆に相場が動いた時には損失も大きくなる可能性もあるので、使い方には注意が必要です。

国内の証券会社は最大25倍となっている

国内の証券会社は、日本の金融庁によりレバレッジは最大25倍までと定められています。

最大25倍のレバレッジを使った場合、10万円分の取引をするために必要な資金はたったの4000円となります。

そのため、規制されていると言えども、充分に効率のよい取引をすることは可能です。

海外の証券会社は圧倒的なレバレッジの高さが魅力

海外の証券会社の場合、最大レバレッジは証券会社によって異なる数値が定められており、約200~1000倍のレバレッジとなっています。

10万円分の取引をするために必要な資金は、200倍のレバレッジの場合は500円、1000倍の場合はたった100円で取引を行うことができます。

その上、海外の証券会社を使って取引をしている中でももちろん小さなレバレッジを使うこともできます。

そのため、自分でその時の相場に合わせて自由にレバレッジを設定し、少額の資産で大きな利益を狙うことが可能となっています。

 

追証編:海外の証券会社は借金を抱えるリスクがない

FXの取引をしている人の中には、FXで莫大な借金を抱えたという方もいます。

そのような方が借金を抱えてしまった理由の大半は、急に相場が予想と逆に大きく変動し、それによって発生した損失が予想以上に大きく、自分の余剰資金で払うことができなくなってしまったという状態です。

このように、FXの取引で発生した損失を補填することを「追証」と言います。

国内の証券会社は追証があるので借金のリスクが高い

国内の証券会社は、損失が出てしまった時には追証が発生します。

例えば、口座残高が10万円の時に思わぬ相場の変動によって50万円の損失が出てしまった場合、40万円分の損失を自分で補填しなければいけません。

FXではレバレッジを使うので、損失が出る時にもその金額が大きくなってしまう可能性があります。

そのため、かなり大きな損失になってしまった場合でも自分で支払わないといけないので、借金を抱えてしまうリスクが高いと言えます。

海外の証券会社はゼロカットシステムがあり安心

海外の証券会社は、ゼロカットシステムが採用されている場合が多いです。

このゼロカットシステムとは急な相場変動によりロスカットになってしまった場合には、その損失分をFX業者が負担してくれます。

例えば、口座に10万円入っている状態で50万円分の損失が出たとしても、ゼロカットシステムがあればマイナスとなってしまうのは口座に残っている10万円のみで手出しをする必要がありません。

そのため、借金を抱えるリスクがないので安心して取引を行うことができます。

特に海外の証券会社の場合、高いレバレッジを使った取引ができるので、損失額が大きくなってしまうこともありますが、ゼロカットシステムがあれば最低限のリスクのみで取引ができるので安心です。

信頼編:国内の証券会社は厳しい審査を通過しており安心

先ほどもご説明しましたが、国内の証券会社は日本の金融庁から営業の認可を受けています。

そのため、日本の金融庁が定めている厳しい審査基準を満たしている業者しかありませんし、国内で営業しているため安心感が強いでしょう。

海外の証券会社の場合、きちんと運営している業者もたくさんあるのですが、中には悪徳業者や詐欺業者もまぎれており、その判断方法を知らないとそのような業者を使ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

国内の証券会社は信託保全があるから安心

国内の証券会社は、金融庁の定めによりすべての業者が信託保全を行っています。

この信託保全とは、顧客から預かった資金を信託銀行に預けており、万が一証券会社が倒産してしまった場合にも銀行から顧客に資産が返還されるという仕組みです。

これ以外にも日本の金融庁が行っている規制や決まりは多くありますが、信託保全が取引をする上で最も安心感のある要素でしょう。

海外の証券会社は業者によって信頼度が異なる

海外の証券会社だからといって、すべてが信頼度が低いというわけではありません。

海外の証券会社は日本の金融庁からの認可は受けていませんが、他の国の金融庁や公的な機関からのライセンスを受けている場合が多いです。

その取得しているライセンスの審査基準が厳しいものであれば、その業者も一定の信頼度が担保されていると言うことができるでしょう。

また、海外の証券会社の中にも信託保全や分別管理を行っている業者もあるので、その証券会社の運営方法や取得しているライセンスをきちんとチェックしてから、信頼できる業者で口座開設することをおすすめします。

 

スプレッド編:国内証券会社のスプレッドの狭さは世界トップクラス

スプレッドとは、売値と買値のレートの差のことを指します。

ユーザーは取引の度に発生するこの2つの価格の差を手数料として支払わなければいけません。

スプレッドは証券会社がそれぞれ設定しているのですが、海外の証券会社は平均0.9~1.7pips程度なのに対し、国内の証券会社は0.1pips~0.4pipsとかなり狭い設定になっています。

これだけ狭いスプレッドは世界でもトップクラスです。

国内の証券会社は固定スプレッドかつ手数料が安い

国内の証券会社の大半は、DD方式という取引方式を採用しています。

この方法は、トレーダーとインターバンクの間に証券会社が入り、証券会社のディーラーは顧客の注文を流すと同時にその注文と逆の注文を入れます。

そのため、トレーダーが勝てば証券会社の損失となりますが、トレーダーが負けた時にはFX業者が収益をとることができます。

その部分でしっかりと会社の収益を得ることができるので、狭く固定されたスプレッドを顧客に提供することができるのです。

ただ、DD方式の場合は一度注文が証券会社を経由するので、注文をした時と実際に約定する時の価格の差(スリッページ)が発生する場合もありますし、スキャルピングのような短時間での取引は禁止されている場合もあるので注意が必要でしょう。

海外の証券会社は変動スプレッドだが透明性が高い

海外の証券会社は、NDD方式という取引手法を採用している業者が多いです。

NDD方式とは、トレーダーとインターバンクの間に業者は介入しないので、トレーダーの注文はそのままインターバンクに流れますし、証券会社がカバー注文をすることもありません。

証券会社はトレーダーが取引をするたびに、発生するスプレッドに元から自分達の利益分を乗せて提示しているのです。

そのため、DD方式を採用している国内の証券会社と比較すると、スプレッド幅は広くなってしまいます。

しかし、トレーダーとインターバンクの間に証券会社を経由しないので、より透明性の高い取引が可能ですし、スリッページが起こる可能性も低いと考えられます。

 

ボーナス編:海外の証券会社のボーナスは豪華で魅力的

現在、証券会社は国内・海外合わせるとかなりの数が存在します。

そのため、どの業者も新規顧客獲得のために、口座開設ボーナスや入金ボーナス、キャッシュバックなどを実施している会社が多くあります。

そのボーナス目当てに口座開設をするという方もいるでしょう。

ボーナスは国内・海外どちらもかなり豪華なように見えますが、海外の証券会社の方が受け取りやすくなっている場合が多いです。

国内の証券会社はボーナス獲得条件が厳しい

証券会社のボーナスというと、海外の証券会社の方がよく話題となりますが、国内の証券会社でも豪華なボーナスは実施されています。

国内の証券会社のボーナスキャンペーンを見ると、「口座開設をしたら5万円」などの記載がある業者もあります。

しかし、国内の証券会社では、そのボーナスを獲得するための条件が指定されている場合が多いです。

例えば、口座開設を行ってから2か月以内に一定量の取引を完了すればボーナスがキャッシュバックされる、などです。

この指定された取引量がかなり多い設定になっていることが多く、初心者の方だとなかなかクリアできずにボーナスを受け取れない場合がほとんどでしょう。

海外の証券会社は豊富なボーナスが簡単に受け取れる

海外の証券会社のボーナスは、ほとんどが簡単に受け取れるものとなっています。

口座開設ボーナスの場合、口座を開設すればすぐに付与されますし、入金ボーナスの場合は口座に運用資金を入金すればすぐに反映されます。

その上、100%入金ボーナスを行っている業者も多くあります。

100%入金ボーナスとは、10万円を入金すれば10万円のボーナスが付与されるというキャンペーンです。

ただ、海外の証券会社の場合、ほとんどのボーナスが取引での利用は可能ですが、実際に出金することはできない仕様となっています。

しかし、ボーナスの額は豊富なので、その資金を使ってハイレバレッジで取引を行えば、ボーナスの額以上の利益を出すことも可能でしょう。

 

税金編:収入が多い人は国内の証券会社の方が税金が安くなる

FXで取引を行って収益を得た場合、国内・海外どちらの証券会社を使っていても確定申告を行う必要があります。

FXでの収益はすべて雑所得に分類されますが、国内の証券会社を使っていた場合は申告分離課税、海外の証券会社を使っていた場合は総合課税というように課税方式は異なるので、同じ額の収入があったとしても支払わないといけない税金の金額は変わります。

国内の証券会社の場合は一律20.315%

国内の証券会社で取引をして利益が出た場合、所得に対して一律20.315%の税率となります。

そのため、少しの利益しか出ていない場合には海外FXの方が安いように見えますが、利益を出せば出すほど、税金面ではお得になります。

また、自分の本業の所得も税率に関係しないので、所得が高い方は国内の証券会社を利用した方が有利だと言えます。

海外の証券会社の場合はトータルの所得で税率が変わる

海外の証券会社で取引をして利益が出た場合、FXの取引の所得とそれ以外の所得を合算した金額によって税率が変わります。

日本は累進課税となっており、所得が上がれば上がるほど税率が上がってしまうため、もともとFX以外の所得が高い方やFXでの利益が多く出れば出るほど、支払わないといけない税金の額が増えてしまいます。

しかし、利益を出すためにかかった費用は経費として計上することができるので、きちんと経費を計算して確定申告をすれば、払わないといけない税金を下げることも可能で

す。

FX初心者におすすめの証券会社6選

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