ティックチャートとは?ローソク足と何が違うの?

 

「バイナリーオプションでもティックチャートは使える?」
「ティックチャートとローソク足の違いを知りたい!」
と思う方も多いのではないでしょうか?

ティックチャートは、バイナリーオプションの分析に必要なチャートのひとつです。
今回はバイナリーオプションにおけるティックチャートの使い方やメリットを、解説します。

バイナリーオプションに使えるティックチャートとは

バイナリーオプションに使えるティックチャートとは、縦軸を価格に横軸を時間として変動を表すものです。
通常MT4のチャート分析には、時間足を使うことが多いです。
時間足のチャートとは設定した時間内の値動きを表示しているもので、1分足であれば1分間の値動きを点で表します。
ティックチャートには時間軸がなく価格の値動きが動いた瞬間に更新され、その動きは折れ線グラフで表示されます。

ティックチャートのメリット  

ティックチャートのメリットは、為替市場の細かい動きを反映できることです。
そのため、30秒や1分など短期取引に向いています。
バイナリーオプションで勝つためには値動きを敏感に把握する必要があるため、ティックチャートは表示しておくべきでしょう。
利用しているチャート分析によって、ティックチャートが利用出来る場合とそうでない場合があります。
MT4では利用可能ですが、それ以外で分析している方は確認してみてください。

 

ティックチャートの設定方法

次に、MT4でのティックチャートの設定方法をご紹介します。
MT4ではローソク足、バーチャート、ラインチャートの表示切り替えが1クリックで出来ますが、ティックチャートは別で表示させる必要があります。
設定手順は以下の通りです。

 

【ティックチャートの設定方法】

・MT4を起動

・左上にある気配値表示をクリック、通貨ペアを選ぶ。

・下に出ているティックチャートをクリックすると選んだ通貨ペアのティックチャートが表 示される

 

ティックチャートは為替相場が動くタイミングで更新され、取引がない土日は横線で表示されます。

ティックチャートの注意点

ティックチャートのデメリットは、更新のタイミングが不規則だということです。
そのためチャートを常に見張る必要があり、少し目を離した隙にエントリーのタイミングを見逃してしまう可能性があります。

 

またティックチャートに動きがあった場合、他のインジケーターやチャートを確認しながら素早くエントリーの決断をしなければなりません。
とはいえ、ここで焦ってしまうと間違ったエントリーをしてしまいます。
ティックチャートを上手に活用するには、瞬時に判断できる分析力も必要です。

バイナリーオプションでのティックチャートの使い方

メリットや注意点をもとに、バイナリーオプションでティックチャートをうまく活用するポイントをご紹介します。

 

【ティックチャートをうまく使うポイント】

・他のチャート表示と合わせて使おう

・他のインジケーターを併用しよう

・サインツールを利用しよう

 

他のチャート表示と合わせて使おう

ティックチャートだけでなく、他のチャート表示も同時に活用しましょう。

具体的には、

・ローソク足

・バーチャート

・ラインチャート

 

などです。
バーチャートとは、高値と安値を結んだ棒足に、始値を左側に終値を右側に表示したチャートのことをいいます。
ラインチャートとは終値だけをつなげ、折れ線で示したチャートのことです。
これらを同時に表示させて、できるだけ判断材料を増やすことを意識しましょう。

 

また必ず表示させておくべきなのは、ローソク足です。
ローソク足は、おおまかな流れを掴むことを得意とします。
2つを同時に表示させることで、それぞれの特徴を活かし正確な分析をすることが可能です。

 

インジケーターを併用しよう

ティックチャートを使う場合も、インジケーターを活用しましょう。
おススメのインジケーターを3つご紹介します。

【おススメのインジケーター】

・ボリンジャーバンド

・ストキャスティクス

・CCI

 

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、移動平均線の上下にチャートの値動き幅を予想するバンドを表示させるインジケーターです。
移動平均線から近い順に、上下に±1σ・±2σ・±3σという基準線が入ります。
ボリンジャーバンドに張り付いている時は、直近のレジスタンスライン・サポートラインを突き抜けることがあるのでエントリーは控えるべきです。

ストキャスティクス

ストキャスティクスとは、売られ過ぎ・買われ過ぎを判断するオシレーター系のインジケーターです。
逆張りでのエントリーに使われることが多いです。
ストキャスティクスには2本の線があり、それぞれを%K線、%D線とします。

 

【%K線】

一定期間における最高値から最安値までの変動幅の中で、直近の終値がどの位置にあるかを判断する指標です。

 

【%D線】

%K線を移動平均化した指標です。

 

この2本の線での値によって、エントリーを判断します。

一般的には、

・2本の線の値が20%以下:売られすぎなので、逆張りでハイエントリー

・2本の線の値が80%以上:買われすぎなので、逆張りでローエントリー

CCI

CCIはオシレーター系のインジケーターで、相場の過熱感を測るのに使用されます。

一般的には、

・100以上で買われすぎなので、順張りでハイエントリー

・-100以下で売られすぎなので、順張りでローエントリー

として判断します。

 

サインツールを使うこと

前述したようにティックチャートは更新のタイミングが不規則なので、サインツールを活用することもおススメします。
サインツールとは、売買のタイミングを矢印やアラートで知らせてくれるものであり、重要なタイミングで確実なエントリーが可能です。
機会損失を防ぐことで、バイナリーオプションでの取引に最も重要な「メンタル維持」にも繋がります。
ツールは無料のものから有料のものまでさまざまです。
こちらの記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてください。

【初心者必見】バイナリーオプション取引でまず入れるべきツール5選!

 

まとめ

今回はバイナリーオプションにおけるティックチャートの活用方法をまとめました。
ティックチャートは値動きに敏感なのがメリットですが、更新が不規則であるというデメリットもあります。
ティックチャートを上手に活用するためには、このデメリットをカバーできる分析方法を併用することが大切です。
他のチャートやインジケーター、サインツールなどを取り入れてみてください。

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