最近、FIREという生き方が流行っています。FIREとは、若いうちから資産を貯めて、第一線の仕事からリタイヤし残りの人生を悠々自適に過ごしていくことです。
FIREに限らず、給料が上がりづらく、年功序列の賃金体系が崩れかけている今、資産運用に興味がある方は非常に多いのではないでしょうか?
資産運用には様々な金融商品がありますが、最もポピュラーな金融商品は株式投資でしょう。
そこで今回は、株式投資初心者方向けに、株式投資とはそもそも何?と言うところからわかりやすく説明をします。
この記事を読んでいただければ、株式投資についてしっかり理解することができますので、ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
株ってそもそも何?
株とは、企業がお金を集めるために発行するものです。
株を買ってくれる投資家を集い資金を集めることによって、企業はその資金を事業に充てることができます。
企業は株を買ってくれた投資家にお礼として配当などを渡すことが一般的です。
しかし、資産運用における株式投資とは、投資家が利益を出すための金融商品になります。
では、この株式投資で得ることができる利益にはどのようなものがあるのでしょうか?
株式投資で得ることができる利益は3つ!
株式投資で得ることができる利益は3つあります。
- キャピタルゲイン
- インカムゲイン
- 株主優待
株主優待で得ることができる利益についてわかりやすく説明をしますね。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは日本語にすると売却益のことです。
キャピタルゲインは、株価が安い時に株式を購入し、株価が高くなった段階で株式を売却することで得ることができます。
このキャピタルゲインこそが株式投資における最大の醍醐味です。
今後、株価が伸びてくるであろう株式を購入することができれば、莫大なキャピタルゲインを得ることができます。
例えば、iPhoneで有名なApple社の株を2000年代前半に100万円購入した場合、現在どのくらいの価値になっているか皆さんご存知でしょうか?
答えはなんと、2億円以上の価値になっています。
なかなかApple社のような株を見つける事は難しいかもしれませんが、1年間で株価が10倍以上になる銘柄は意外とたくさんあります。
うまく株価が上昇する銘柄に投資することができれば莫大な資産を築くことも決して夢では無いのです。
インカムゲイン
インカムゲインとは、日本語にすると配当収入のことです。
配当はキャピタルゲインに比べると地味な利益に思われるかもしれませんが、銀行預金の利息よりはるかに高いです。
日本株の配当は、世界的に見ると低いと言われ続けてきましたが、現在多くの企業で配当の見直しが行われており年間5%程度の配当を出す企業も少なくありません。
現在のメガバンクの普通預金の金利は0.001%なのでいかに大きな配当を受け取ることができるかわかるでしょう。
株主優待
株主優待とは、その企業の株式を購入してくれた投資家に、企業から商品券や食品などの品物を送る制度です。
1500社以上の企業が株主優待を実施していますので、自分好みの株主優待を実施している企業に投資するのも良いでしょう。
株式投資の始め方
株式投資を始めるステップは3つです。
- 証券会社に口座を開設する
- 株式を購入する
- 株式を売却する
株式投資を始めるステップについてわかりやすく説明していきますね。
証券会社に口座を開設する
株式投資を始めるには、まずは、証券会社に口座を開設するようにしましょう。
証券会社は大きく分けると、街中に営業店舗がある対面型の証券会社とネット証券に分かれます。
手数料が圧倒的にネット証券の方が安いですし、口座開設をインターネットで完結させることができますので、株式投資初心者の方はネット証券に口座を開設するようにしましょう。
証券会社の口座開設の方法は、証券会社のホームページに入り、口座開設のボタンをクリックします。
そして、個人情報を入力し、免許証などの本人確認資料をアップロードすれば完了です。
その後、郵送でIDやパスワードが記載された紙が届くので、そちらを使ってログインするようにしましょう。
大抵の証券会社は、1週間から10日で口座開設を完了させることができます。
株式を購入する
証券口座を作成したら、証券口座にお金を入れましょう。
入金方法には、クイック入金と銀行振り込みがあります。
銀行振り込みは多くの方にとってなじみがあり利用しやすいかもしれません。
しかし、手数料がかかり利用口座によっては平日の15時以降や土日は着金しない可能性があります。
一方、クイック入金の場合24時間365日いつでも着金し手数料もかかりません。
クイック入金が利用できる証券会社であれば、クイック入金を利用するようにしましょう。
証券口座にお金を入れたらいよいよ株式の購入です。
チャートや企業情報を見て、好みの企業の株式を購入するようにしましょう。
チャートは株価分析を行う上で非常に重要です。
株価チャートとは、1日、1週間、1ヶ月といった期間の株価を折れ線グラフにして見やすくしたものです。
株価を数字で見ただけでは、株価が安いか高いかを判断することはできません。
チャートをみることにより、俯瞰的に株価の動きをみることができるので、相対的に安いか高いかを判断する大きな味方になるでしょう。
また、チャートは相場のトレンドや、過熱状態等を捉えるために活用することもできます。
チャートをしっかり読みこなすことができれば、株式投資で利益を上げる確率は飛躍的に高くなるでしょう。
株式を売却する
株式投資は、株式を購入したら終わりではありません。
株式を売却することによって初めて利益を確定させることができます。
購入以上に利益確定のタイミングは難しいと言われていますので、あらかじめこのくらいの価格まで上昇したら絶対に売却すると決めておくのが良いでしょう。
まとめ
今回は、株式投資初心者方向けに、株式投資とは何かと言う事について詳しく説明をしました。
時代の流れがかつてないほど早い現代、給料以外の収入を持つ事は非常に重要です。
収入を複線化することによって会社に頼らない生き方を実現させることができますし、豊かなセカンドライフを送ることにもつながります。
資産運用には様々な金融商品がありますが、株式投資は最もわかりやすくポピュラーな金融商品です。
ぜひ今回の記事を参考に株式投資を始めて、収入の複線化を図ってみてはいかがでしょうか。