【バイオプインジケーター】ウィリアムス%Rってなに?使い方と徹底公開!

「バイナリーオプションで、ウィリアムズ%Rを活用して勝率を上げたい!」
と思う方も多いのではないでしょうか?
今回の記事は、ウィリアムズ%Rの概要や使い方を解説します。
ウィリアムズ%Rを利用したエントリーのタイミングなども詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ウィリアムス%Rとは

ウィリアムズ%Rは、正式名称をWilliams Percent Range(ウィリアムズパーセントレンジ)といい、米国の投資家ラリー・ウィリアムズ氏が考案したインジケーターです。
期間中の最高値と最安値からなる価格変動の中で、直近の終値が相対的にどの位置にあるかを0から-100%の値で示します。

RSIとの違いは?

ウィリアムズ%Rは「トレンド相場ではあまり機能しない」などRSIと良く似ていますが、異なる部分もいくつかあります。
RSIとの違いには、以下のような項目が挙げられます。

【RSIとの違い】
・RSIと比べて動きが激しい
・目盛りの値と基準ラインがRSIとは逆

ウィリアムズ%Rは、RSIより細かい動きに敏感です。
価格の小さい変動にも反応できるので逆張り投資には素早くエントリーできますが、
その分RSIに比べてダマシに合いやすい可能性が高くなります。

また買われすぎ・売られすぎの基準と数字が逆だという違いもあります。

RSIは、
・30%以下が売られすぎ
・70%以上が買われすぎ

と判断しますが、ウィリアムズ%Rでは

・-80%以下が売られすぎ
・-20%以上が買われすぎ
となります。

ウィリアムズ%Rで使われている数値がマイナスなので、少し混乱しますよね。
複数のインジケータを活用する場合は、間違って逆方向にエントリーしないように気をつけましょう。

ウィリアムス%Rの特徴

ここではウィリアムズ%Rの特徴として、メリットとデメリットを解説します。

メリット

ウィリアムズ%Rのメリットは、2つあります。

【メリット】
・値動きに敏感なので、レートの方向性を早く確認できる
・1本の線で表示されるので分かりやすい

ウィリアムズ%Rは、値動きに敏感で売買のシグナルが早いインジケータです。
また一本の線を指標とするので、初心者にも分かりやすく使いこなしやすいとう特徴もあります。

デメリット

ウィリアムズ%Rのデメリットは、2つあります。
【ウィリアムズ%Rのデメリット】
・ダマシが多い
・トレンド相場では使えない

ウィリアムズ%Rは値動きに敏感な分、ダマシにも合いやすいインジケータです。
またトレンド相場では機能しないので、この弱点をカバーできるインジケータと組み合わせて使用する必要があります。
ウィリアムズ%Rと併用することで、勝率アップを期待できるのは
・移動平行線
・ボリンジャーバンド
などトレンド系のインジケータです。

またオシレーター系のRSIと組み合わせる場合もあります。
併用の方法については、後半で詳しく解説します。

ウィリアムス%Rの設定方法

それではウィリアムズ%Rの設定方法を解説します。
今回は、トレーダーによく利用されているMT4での設定方法をご紹介します。

【ウィリアムズ%Rの設定方法】
・挿入
・インディケーター
・オシレーター
・Williams Percent Range

ここで、期間とレベル表示を入力します。
デフォルトでは
・期間:14
・レベル表示:-20 -80
となっており、このまま使っても問題ありません。

期間に関しては14以外にも20、21が使われることが多いです。
分析期間を短くするとウィリアムズ%Rの動きも激しくなり、短期にも対応した数値を追うことができます。
一方で分析期間を長くすると、統計的な正確性が増すので根拠の強いエントリーが可能です。
このように、自分なりのエントリーの仕方や目標などによって調整してみてください。

ウィリアムス%Rの基本的な使い方

バイナリーオプションにおけるウィリアムズ%Rの基本的な使い方は、
・-20%~0%の範囲だと買われすぎなのでローエントリー
・-80%~-100%の範囲は売られすぎなのでハイエントリー
となります。

この他にも、
・ガーベージトップとガーベージボトムを見極める
・ダイバージェンスで相場の勢いが落ちるタイミングを見極める
という2つの目的で使用することができますので、以下でそれぞれ解説していきます。

ガーベージトップとガーベージボトム

ガーベージトップとは上昇トレンド発生中の天井張り付きのことで、%Rの数値が0%近辺を何度かタッチしてから下落する動きを指しています。
-20%を下抜けすれば上昇から下降への反転のサインなので、ローエントリーを行いましょう。

またガーベージボトムとは下降トレンド発生中の底値張り付きのことで、%Rの数値が-100%近辺を何度かタッチしてから上昇する動きを指しています。
-80%を上抜けば下降から上昇へのサインとなるので、ハイエントリーを行いましょう。

ただしガーベージトップやガーベージボトムには、ダマシやフェイクが多いという特徴があります。
他のインジケータと併用するなどして、慎重にエントリーを行いましょう。

ダイバージェンスで相場の勢いが落ちるタイミングを見極める

ダイバージェンスとは逆行現象のことで、ローソク足の動きとインジケーターの動きが連動していないことをいいます。

エントリータイミングは以下の通りです。

【エントリーのタイミング】
・移動平均線が右斜め上方向に傾いている
・ウィリアムズ%Rが下降している

この状態は相場の勢いが弱まっていることを意味しており、逆方向のトレンドが発生したりレンジ相場が始まったりするサインとなります。
これを元に相場の転換を見極められたら、確実なエントリーが可能です。

ウィリアムス%Rを応用しよう!

ウィリアムズ%Rは欠点を補えるようなインジケータと併用することで、強い根拠のあるエントリーができるようになります。
ここでは

・移動平均線とRSIとの併用
・ボリンジャーバンドとの併用

の2つについて、それぞれ解説します。

ウィリアムズ%R×移動平均線×RSI

ウィリアムズ%Rは移動平均線・RSIを併用することで、ダマシを回避することができます。

設定内容は、以下の通りです。
・ウィリアムズ%Rの設定 期間:21
・移動平均線の設定    期間:21
・RSIの設定       期間:14
レベル表示:30と70

まず移動平均線で、レンジ相場であることを確認しましょう。
傾きがあまりなくローソク足が移動平均線とあまり離れていない状況であれば、レンジ相場である可能性が高いです。
この状態で、ウィリアムズ%RとRSIの数値を確認しエントリーを行います。
エントリーのタイミングは、以下の通りです。

【エントリーのタイミング】
・ハイエントリー
ウィリアムズ%R:-80以下
RSI:30以下
・ローエントリー
ウィリアムズ%R:-20以上
RSI:70以上

ウィリアムズ%R×ボリンジャーバンド

ウィリアムズ%Rはボリンジャーバンドと併用することで、トレンド相場を正しく判断して勝率を上げることができます。
ウィリアムズ%Rでサインが出ていたとしても、ボリンジャーバンドのバンドウォークを確認しトレンド相場だと分かればエントリーをしない方がいいと判断できるからです。
ボリンジャーバンドの設定は、「期間:21」「 偏差:2」で問題ありません。

エントリーのタイミングは、以下の通りです。

【エントリーのタイミング】
・レンジ相場を確認する
・ローソク足がボリンジャーバンド±2σのバンドに触れる
・ウィリアムズ%Rの値が−20または-80を超える
・この状態で逆張りのエントリー

まとめ

今回はウィリアムズ%Rについて、
・概要と特徴
・基本的な使い方
・他のインジケータとの併用方法
を解説しました。
ウィリアムズ%Rは単体で使うのは避けた方がよいですが、欠点を補えるようなインジケータと併用することによって勝率アップに大きく貢献します。
バイナリーオプションで確実なエントリーができるように、ウィリアムズ%Rの使い方はマスターしておきましょう!

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