初めて株式投資を行っている方の中には、「どの銘柄を購入したらいいか」迷ってしまうという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
世の中にはたくさんの企業がありますし、株の知識がない初心者の方はどの基準で選んだらいいか分からず、株価はチェックしているけれどもまだ購入できていないという人も多いでしょう。そこで今回は、株式投資を始めたばかりの初心者の方向けに、最初に選ぶべきおすすめの銘柄をご紹介していきます。
もくじ
株式投資の銘柄を選ぶ方法
株式投資で利益を出すために重要なことは、今後伸びるであろう銘柄を安い時に購入するということです。
企業の株価は投資家の動向によって変動するので、その企業が周囲から見たらどのように見えているのかをしっかりと把握することが大切です。
そこでここからは、どの銘柄を買うか決める際に、チェックしておくべき項目についてご紹介します。
業務内容を調べる
まずは、自分が投資しようと思っている企業がどのような業種で、どのような事業を行っているのかを把握することが大切です。
企業が行っている事業を理解していないと、その企業が今後伸びるかどうかを予測することはできません。
行っている事業が消費者目線で見て需要があれば、今後企業の売上は伸びていくと考えることができます。
また、株式投資初心者の方は、自分が知っている身近な企業を選べば、リアルにその企業の業務内容を理解しやすいでしょう。
過去・現在の売上を調べる
売上が伸びている企業は、投資家からすれば優良株なので購入する人が多くなり、株価が上がる傾向にあります。
そのため、今後株価が上がるかどうかを判断するためには、売上はとても重要な要素です。
Yahoo!ファイナンスや企業の決算短信で売上は見ることができるので、過去・現在の売上の動向を確認して起きましょう。
最近の企業のニュースをチェックする
その企業に関するニュースが流れた際に、株価が変動することは多くあります。
いいニュースであれば株価は上がりますが、悪いニュースであれば株価は下がってしまいます。
そのため、最近どんなニュースが出ているかを見ておきましょう。
配当金と株主優待を調べる
株式投資は、株を売買して利益を出すだけではなく、株を保有していることによってその量に応じた配当金を得ることができます。
この配当金が高ければ高いほど、保有しているメリットがあると言えるでしょう。
そのため、購入する際にはチェックしておく必要があります。
また、株主優待は用意している企業とそうでない企業があります。
株主優待とは、企業が行っているサービスを株主に提供することを指します。
株主優待目当てで投資をするというのも1つの方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
PERやPBRをチェックする
株の銘柄を判断する要素として、PERやPBRという指標があります。
これを参考にすることによって、この銘柄が割高か割安かを判断することができます。
数値で見れる分、分かりやすいので、ぜひチェックしておきましょう。
PER(株価収益率)
PERとは、「株価÷1株あたりの純利益」のことで、利益水準に対して株価が割高なのか割安なのかを判断するための指標です。
2021年3月26日時点の日経平均PERは22.91となっています。
これより高いか低いかで割高か割安かを判断しましょう。
ただ、業種によって平均値も変わってくるので、自分が購入したい銘柄の業種の平均をチェックしておくといいでしょう。
PBR(株価純資産倍率)
PBRとは、「株価÷1株あたりの純資産」で計算することができ、企業の資産価値に対して株価が割安か割高かを判断するための指標です。
2021年3月26日時点の日経平均PBRは1.34です。PBRもPERと同じように、同業種の平均値を確認するようにしておきましょう。